【カペラS】重量58キロなんの!ジャスティン JRA重賞初V「今後はサウジからドバイへ」
2020年12月14日 05:30
競馬
3戦ぶりにコンビを組んだ坂井は、安どの表情でレースを振り返った。好スタートを決め、道中は好位から。直線で3着ダンシングプリンスとともに抜け出すと、2頭での激しい叩き合いに。グイッと伸びて突き放し、ゴール前で外から伸びてきたレッドルゼルの猛追も退けた。
同馬にとって初の重量58キロもなんのその。1番人気に支持されながら8着に敗れたJBCスプリントの汚名返上の勝利にもなった。阪神競馬場で見守った矢作師は「58キロで勝ったのは値打ちがある。ダートの1200メートルは本当に強いね」と目を細め「今後は状況によるけどサウジからドバイを考えています」とコメント。普段から調教にまたがり、同馬を誰よりも知る鞍上も「まだ底を見せていないと思いますし、このメンバーで58キロを背負って勝ち切れたので、まだまだ来年以降も頑張れると思います」とさらなる飛躍に期待を寄せていた。
◆ジャスティン 父オルフェーヴル 母シナスタジア(母の父ゴーンウエスト)16年3月18日生まれ 牡4歳 栗東・矢作厩舎所属 馬主・小田吉男氏 生産者・北海道日高町の天羽禮治氏 戦績20戦8勝(中央16戦6勝、重賞3勝目) 総獲得賞金1億8809万1000円。馬名の由来は人名。