【フェブラリーS】(6)アルクトス マイル適性“証明済み” 栗田師は自信「こんなチャンスない」

2021年02月20日 05:30

競馬

【フェブラリーS】(6)アルクトス マイル適性“証明済み” 栗田師は自信「こんなチャンスない」
<フェブラリーS>厩舎周りを運動するアルクトス(撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 機は熟した。JRA・G1初制覇へ向け、陣営が「こんなチャンスはない」(栗田師)と力が入るアルクトス。19日は南の角馬場でウオームアップした後、坂路へ入り4F63秒3~1F16秒0。体をほぐす程度の軽めの調教で息を整えた。その後、再度南馬場へ移動。Bコース(ダート)を軽めのキャンターで1周してクールダウン。朝日に光る鹿毛の馬体がピカピカ輝いていた。
 栗田師は「追い切り後に良くなっているのは間違いない。順調なのは何より」と、確かな手応えを感じていた。枠順は3枠6番に決定。「スタート上手な馬なので、枠はどこでも良かった。決められた枠で最善を尽くします。レースに関しては田辺に全て任せている」とコメント。全権を委任された田辺も最終追い後に「最初から最後まで思い通りの手応えだった。時計もバッチリ。叩いた効果で走りがしっかりしている。前回(根岸S)は体も、息遣いも、重量(59キロ)も重かった。軽いところが何もなかった。今回は違う」と、自信に満ちあふれた言葉を並べた。

 1600メートルへの適性は証明済み。昨年10月の南部杯(盛岡)で、1分32秒7の驚異的タイムでG1初制覇。2着に下した相手が、昨年のフェブラリーSの覇者モズアスコットだけに、価値は高い。「1回使って型通りに気持ち、心肺機能、集中力が増した。東京マイルは馬にとって最適の舞台。昨年(9着)とは調整過程が全然違う」と師。ギリシャ語で「北斗七星」と名付けられたアルクトス。冬の東京で輝くには、最もふさわしい名前だ。

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