【チューリップ賞】メイケイエール 馬なり1F11秒9「クロス鼻革」着用で強制力大幅アップ
2021年03月04日 05:30
競馬
そこで前走・阪神JFの前からクロス鼻革を着用した。効果はてきめん。強制力が大幅にアップした。レースは出遅れたことでラストの伸びを欠いて4着も武英師にはいい感触があった。「他の鼻革と比べ、頭が上がりにくいのが特長。着用前と着用後では操縦性が全く違う。阪神JFも負けたとはいえ抑えは利いていた。収穫はあった」。今回も同じ馬具で挑む。追い切りでも装着し、しっかりと制御し切った。「実戦2回目だし慣れが見込めると思う」(同師)
出走馬中、唯一の重賞勝ち馬。ここでは負けられない。「世代トップの能力はある。最大の目標は桜花賞(4月11日、阪神)だが前哨戦でもきっちり結果を出す」。カフェファラオが装着してフェブラリーSを制したクロス鼻革が大きな味方。しっかりと折り合えた時、再びソダシへの挑戦権を得ることとなる。
▽クロス鼻革 鼻梁(びりょう)部分で2本の鼻革を交差。1本をハミの上、1本をハミの下で調節する。馬が口を開けにくくなり、顎をずらすような動きも防止できる。鼻腔(びくう)への圧迫も小さくなり、馬は呼吸が楽になって興奮する要素を減らし、集中力を高める。