【128期生修了記念競走】飛田 養成所チャンプ!受験7度目での合格から“首席”に

2021年03月20日 05:30

ボートレース

【128期生修了記念競走】飛田 養成所チャンプ!受験7度目での合格から“首席”に
養成所チャンプとなった飛田(中央)、2着の遠藤(左)、3着の大月 Photo By スポニチ
 ボートレースの「128期生修了記念競走」が20日、福岡県柳川市のボートレーサー養成所で行われた。養成所チャンプ決定戦は飛田江己(こうき、19=埼玉)がインから逃げて同期28人の頂点に。埼玉支部のチャンプは102期(08年)の島田賢人以来、13年ぶり4人目。男子15人、女子13人の修了生は5月から全国のボートレース場でデビュー戦を迎える。
 拍手と歓声に迎えられてピットに引き揚げる。飛田は喜びを爆発させ、2着の遠藤と熱い抱擁をかわした。インからコンマ11のトップスタートを決め、他5艇に攻めを許さぬ完勝。勝負強さを見せつけ、悠々と先頭でゴールを駆け抜けた。「このレースが1年間の集大成。先頭を走っている時は、お世話になった教官や同期の顔が浮かんだ。感謝の気持ちを持って走った」

 長い道のりだった。中学卒業見込みの段階で養成所の受験を始め、7度目にしてようやく合格通知を受けた。高校では水面での感覚を養うために漕艇部へ。常にボートレーサーとして活躍する将来像を描いてきた。「理想は桐生順平選手のようにターンで魅せることができる選手。ようやくスタートラインに立てたので、少しでも早くプロの選手に近づけるように頑張りたい。まずは水神祭を目指して。将来はSGを獲ります」

 順調にいけば5月1日から始まる戸田のゴールデンウイーク戦でデビュー予定。養成所チャンプとして128期の先陣を切る。

 ◆飛田 江己(とびた・こうき)2001年(平13)5月10日生まれ、東京都出身の19歳。日本橋高時代は漕艇部で関東大会出場。養成所ではリーグ戦第1戦を2コース差し、第2戦を逃げで制し、在校勝率7・46で全体2位。目標選手は桐生順平。1メートル71、51キロ。血液型A。

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