【阪神大賞典】ディープボンド5馬身差V!天皇賞・春主役名乗り 得意スタミナ勝負で名誉挽回

2021年03月22日 05:30

競馬

【阪神大賞典】ディープボンド5馬身差V!天皇賞・春主役名乗り 得意スタミナ勝負で名誉挽回
<阪神大賞典>直線で後続を突き放し勝利するディープボンド(左)(撮影・亀井 直樹) Photo By スポニチ
 これほどのステイヤー資質、スタミナを秘めていたとは。道中、4番手を追走したディープボンドは2周目3コーナーで仕掛けた。大雨の影響で緩んだ馬場にも動じず、スーッと差を詰めて直線へ。残り300メートルで先頭に立つと後続をグングン引き離して独走状態。2着ユーキャンスマイルに5馬身差をつけ、昨年の京都新聞杯以来2度目の重賞制覇を飾った。完璧なレース運びで勝利に導いた和田竜が「あまり人気はなかったですけど、状態が良かったので自信を持って乗れました」と笑顔で振り返る。
 「前が引っ張ってくれたので自分のリズムを守ることができました。道中は終始、手応えが良かったし理想的な流れ。得意のスタミナ勝負になってくれたことが良かったです」

 今年初戦の前走・中山金杯は14着に敗れたものの距離延長で名誉挽回。「僕がふがいない騎乗で迷惑をかけたので今回勝ててホッとしています。馬体重はドンドン増えているし、これなら次も楽しみです」とパートナーの成長力を評価する。馬体重は過去最高となる502キロを記録。同馬主の無敗3冠馬コントレイルの4着だった菊花賞から見ても、劇的な進化を遂げている。

 大久保師は管理馬チュウワウィザードがドバイワールドCに出走するため、ドバイへ移動中。出国直前の成田空港でレースを観戦したという。谷口助手が「レース後に先生から喜びの電話がありましたよ」と報告した。次走はもちろん天皇賞・春(5月2日、阪神)。「今後は一度、大山ヒルズで短期放牧を挟んで調整を進めます」と同助手は見通しを語った。圧倒的なパフォーマンスを見せつけ、一気に春の盾の主役へ。コントレイルよ、長距離は任せろ。ディープボンドが桁違いのスタミナを武器にステイヤーの頂点まで駆け上がる。

 ◆ディープボンド 父キズナ 母ゼフィランサス(母の父キングヘイロー)17年2月18日生まれ 牡4歳 栗東・大久保厩舎所属 馬主・前田晋二氏 生産者・北海道新冠町の村田牧場 戦績11戦3勝(重賞2勝目) 総獲得賞金1億7984万2000円。馬名の由来は深い絆。

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