【天皇賞・春】ディープボンド 底力自慢グングン伸び盛り!軽め最終追いも和田竜「ちょうどいい感じ」
2021年04月29日 05:30
競馬
「先週、速い時計を出していますから。今日は単走で馬の気分に合わせてオーバーワークにならないように、と思っていました。ちょうどいいぐらいの感じで、ゆったり走れていたし、いい跳びをしてました」
1週前にCWコース併走でいっぱいに追われ、6F79秒1~1F11秒7の自己ベストをマーク。あの1本で体はできており、この日は微調整程度で十分だった。和田竜はデビュー26年目の職人肌。テイエムオペラオーで達成した春の盾連覇からちょうど20年、過去11戦中10戦で手綱を取るパートナーで久しぶりの戴冠へ意気込む。
「前走を使った後、状態がますますいいと聞いていますし、気力も体力も充実していますね。(阪神3200メートルは)スタミナが要求されるタフなコース。ディープボンドはスタミナ勝負に持ち込みたいので、京都で行われるよりは分があるかなと思います」
昨年は牡馬3冠に皆勤したが、10着→5着→4着。無敗で3冠馬となった同馬主のコントレイルの影すら踏めなかった。しかし、ここ2戦で一気に18キロ増の馬体重が示すように、成長度は目を見張る。大久保師も「前走は当日が凄い雨で道悪だったので心配しましたが、あんなに強いとはびっくりしました。走りっぷりがはじけるようになっているし、急激に力をつけています」と目を細める。
コントレイルよ、長距離はオレに任せろ!そんな強気なセリフも決して大げさではない。偉大な同級生が不在のここで、必ずや初のビッグタイトルをつかみ取る。