【船橋・かしわ記念】5日発走 注目馬ピックアップ編
2021年05月03日 05:30
競馬
放牧から3月27日に帰厩。「いったん緩めたがカイバ食い、毛ヅヤ、体の張りが良く、前走よりもいい状態。(4月)22日の追い切りで心肺とフィジカルはできたので、29日はそれを解消するイメージの調整。今後のことを踏まえ、今回はシャープターンのコースと距離にしっかりと対応させたい」と堀師。引き続きルメールとのコンビで春のマイル王を狙う。
ワイドファラオ(牡5=栗東・辻野)は昨年の当レースでG1初制覇。こちらはフェブラリーS14着からの巻き返しを期す。辻野師は「前走後、放牧に出してしっかりと立て直した。去年勝った時と同じような感じで持ってこられたと思う。馬格の割に小回りは得意で楽しみ」と期待した。
そして地方の雄がカジノフォンテン(牡5=船橋・山下)。昨年の東京大賞典でオメガパフュームの2着と健闘。今年初戦の川崎記念で見事に雪辱を果たし、フリオーソ以来10年ぶりの地方馬Vをもぎ取った。しかも3馬身差の完勝。前走の南関重賞も逃げ切ったが「状態は8~9分くらいかな」(山下師)と、大目標の地元G1へ向けてのステップだった。中間の調教に騎乗した主戦・張田は「前走よりだいぶ良くなってきた」と好感触。かしわ記念でもフリオーソ以来10年ぶりの地方勢Vが懸かる。(特別取材班)