【NHKマイルC】シュネルマイスター 千六マイスターの道、最少タイ4戦目戴冠だ
2021年05月03日 05:30
競馬
![【NHKマイルC】シュネルマイスター 千六マイスターの道、最少タイ4戦目戴冠だ](/gamble/news/2021/05/02/jpeg/20210502s00004000613000p_view.webp)
弥生賞で初黒星を喫したとはいえ、1500&1600メートルでは2戦2勝。得意の条件では全く底を見せていない。「課題のゲートも解消した。2走前のひいらぎ賞の時は暴れたが、それ以降は特に問題ない。ジョッキー(ルメール)もマイルの方が安心して乗れると言っているし楽しみ」。指揮官の言葉に自然と熱がこもる。
皐月賞を見送ったことでレース間隔に余裕が生まれた。中間はノーザンファーム天栄へ放牧。先月16日に帰厩して入念に乗り込んでいる。同28日の1週前追い切り(Wコース)では強めに追われて5F63秒5~1F12秒6の猛時計をマーク。大きく先行したムスコローソ(6歳3勝クラス)、フジノタカネ(5歳2勝クラス)に難なく2馬身先着した。
「G1に向けていい追い切りになった。体重は変わらないが体は引き締まったように見える。促せば促すだけ動く馬だが掛かるわけじゃない。高速馬場への対応がどうかだが、調教の動きを見る限りは対応できそう」と師。クラシック制覇の夢を胸の奥にしまい、万全を期して獲りにきたタイトル。負けるわけにはいかない。レース史上最少キャリアタイ4戦目での戴冠は、未来に続くマイル王への道のスタートラインにすぎない。
▽NHKマイルC 53年創設のダービーTR「NHK杯」が前身。3歳馬の短距離路線の充実や、当時クラシック出走不可だった外国産馬の目標として、96年に2000メートルから距離短縮。3歳マイル王を決するG1として新設された。