【安田記念】池添、新コンビ・ダノンプレミアムと挑む乗り替わり連覇
2021年06月04日 05:30
競馬
新たなパートナーには2週連続で調教にまたがり、人馬の絆を深めた。最終追いはCWコースをダイナミックなフォームで駆け抜け、ラスト1F11秒5の切れ味。「先週乗せてもらった分、コンタクトが密に取れた。いいリズムで動きは良かったと思います。(以前と)比べることはできませんが、状態がいいのは間違いない」と力を込める。
安田記念の騎手による連覇は、3連覇した保田隆芳(1951年イツセイ、52&53年スウヰイスー)、連覇の岡部幸雄(97年タイキブリザード、98年タイキシャトル)が達成。史上3人目の快挙に挑むが「それよりも、陣営の方がこの馬を立て直そうと凄く頑張っているので結果を出したいですね」。昨年、コンビを組んだグランアレグリアとはライバルとして戦うことになったが、新たなパートナーとともにVを目指す。
◆池添 謙一(いけぞえ・けんいち)1979年(昭54)7月23日生まれ、滋賀県出身の41歳。98年に栗東・鶴留明雄厩舎から騎手デビュー。デビュー年の北九州記念・トウショウオリオンで重賞初制覇。11年にオルフェーヴルで3冠を達成するなどG126勝。父・兼雄師と弟・学師が現役トレーナー。JRA通算1250勝、うち重賞86勝。