【東京新馬戦】白毛馬ハイアムズビーチ優勝 北村宏「頑張ってくれました」 新ヒロイン候補誕生
2021年06月12日 13:36
競馬
騎乗した北村宏は「パドック、返し馬、そしてゲートまで凄く落ち着いていました。スタートの反応も良かったけど、まだ緩い面があって、バランスを取るのに自分の力を使っていました。追い出してからもバランスを取るのに苦労していましたが、それでも坂をまっすぐ駆け上がって、頑張ってくれました」と粘り強く走った愛馬を称えた。
父ドレフォンは16年のブリーダーズCスプリント(ダート6F)などダート短距離G13勝を挙げ、現2歳が初世代の新種牡馬。同産駒のJRA出走2頭目でうれしい初白星となった。
ハイアムズビーチは祖母シラユキヒメ、母は08年の関東オークスなど地方交流ダート重賞3勝を挙げたユキチャンと、母子3代にわたる白毛馬。いとこには昨年の阪神JF、今春の桜花賞を制した白毛女王ソダシがいる。JRAで勝ち星を挙げた白毛馬は07年4月阪神で勝ち上がったホワイトベッセルが第1号で、ハイアムズビーチが15頭目。父から引き継いだスピードを武器に、新たな白毛伝説が始まりそうな予感だ。