【小倉新馬戦】フィデル大物の予感!友道師も絶賛、早期デビューで好成績の先輩に続く

2021年06月29日 05:30

競馬

【小倉新馬戦】フィデル大物の予感!友道師も絶賛、早期デビューで好成績の先輩に続く
1週前のCWコースでは、川田を背に最先着したフィデル(左) Photo By スポニチ
 【Road to 2022 】 今週から舞台は福島、小倉、函館へ。日曜(7月4日)は3場全てで芝1800メートルの新馬戦が組まれている。注目は小倉でデビューするフィデル(牡=友道)。早期デビューで結果を出してきた名門が、今年の一番槍(やり)として送り出す期待馬だ。
 素質馬の宝庫・友道厩舎から、今年の2歳デビュー第1号が登場する。ダービー2勝の名門は、6&7月の「早期デビュー組」から近年、活躍馬を輩出。17年7月の初陣を制したワグネリアンはダービー制覇、18年6月デビューVのアドマイヤマーズは国内外のマイルG1を3勝。昨年7月にデビューしたヨーホーレイク&レッドジェネシスの2頭も、今春のダービーに出走した。

 今週から開幕する小倉の日曜芝1800メートル戦でデビューするフィデル(牡、父ハーツクライ)は、昨年のセレクトセール1歳セリで2億900万円(税込み)の高値がついた逸材。友道師は「小倉も問題ないと思うし、初戦から楽しみ」と大きな期待を寄せている。

 川田を背にした1週前追い切りが圧巻の動き。CWコースで年長馬2頭の真ん中を力強く伸び、6F81秒6~1F11秒8の好タイムで最先着した。友道師は「動きは良かったですね。(騎乗した)川田ジョッキーも“まだ芯が入っていない中で、これだけ動けていればいいんじゃないですか”と言ってくれた」と笑顔。

 父ハーツクライは今年、種牡馬を引退。残る産駒は当歳、1歳と現2歳の3世代となった。宝塚記念当日には産駒のレッドベルアームがV。種牡馬は晩年になってから大物を出すともいわれる。無敗で3冠を制したディープインパクト産駒のコントレイルもそうだった。ハーツクライ産駒には海外でも活躍したリスグラシュー、ジャスタウェイなどG1ホースが多数いるが、この世代からさらに大物が出るかもしれない。

 フィデルについて、友道師は「跳びが大きいし、ハーツっぽい感じ。距離は千八~二千ぐらいが良さそうだね」とジャッジする。真夏の小倉で初陣を飾り、来春のクラシックへ羽ばたくか。 

 ▽フィデル Fideleはフランス語で「信頼できる、忠実な」の意味。キューバのフィデル・カストロ元国家評議会議長の名前はFidel(スペイン語の人名)で、いずれもラテン語fidelis(信頼できる)にさかのぼる同語源。Fideleも人名に用いられる。

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