今年も素質馬が集結した宝塚記念当日の一戦。1番人気に応えて快勝したレッドベルアームが「A」評価だ。好位のインで流れに乗り、直線は外へ。スパッとは切れなかったが、ジリジリと加速し、ゴール前できっちり差し切った。1分47秒9の勝ち時計も優秀。同じ藤原英厩舎所属の兄レッドベルジュール、レッドベルオーブが重賞ウイナー。藤原英師も「血統と能力」と評価する。ディープインパクト産駒の兄2頭はマイル路線で活躍したが、父がハーツクライに替わり、距離延長にも対応できそう。「ハーツだし、ゆっくりめだと思うが奥深さもある」と成長力に期待していた。デビュー戦の着差(半馬身)はわずかだったが将来性込みで評価したい。
東京の千八を勝ち上がったジオグリフも好素材。上がり3F33秒3の切れ味で楽々と差し切った。こちらも距離が延びて良さそう。