積極策が実った。小倉11RのCBC賞(芝1200メートル)は8番人気のファストフォース(牡5=西村、父ロードカナロア)が1分6秒0の日本レコードで逃げ切った。2着はピクシーナイト。3着はアウィルアウェイ。1番人気のヨカヨカは5着に終わった。
ファストフォースは内から押して押してハナへ。前半3Fは32秒3のハイラップだったが、高速馬場を味方に踏ん張り、ピクシーナイトの追撃を半馬身抑えた。鮫島駿は「特殊な馬場なので、ある程度は前に行かないと話にならないと思っていた。行き切れたらチャンスはあるんじゃないかと思っていました」としてやったり。「競られることなく、3角までいい形で運べました。コーナーから早めに仕掛けていったんですが、よく凌いでくれました」とパートナーを称えた。
ファストフォースは父ロードカナロア、母ラッシュライフ(母の父サクラバクシンオー)の血統。3勝クラスからの格上挑戦、かつ重賞初挑戦でのタイトル奪取となった。