【G1児島キングC】佐藤 10年越しのG1初V!力強く押し切って9年前のリベンジ成功
2021年10月15日 05:30
ボートレース
「茅原さんがいて意識しましたが、9年前の悔し涙は無駄ではなかったです」
今回はうれし涙になったが、悲願達成を実現できたのは佐藤の成長と大きな“翼”が備わっていたからこそ。「やっぱりいいエンジンでした」と言うように、評判57号機のパワーが佐藤を勢いよく羽ばたかせた。
女子レーサーで愛妻の土屋南の地元水面で男を上げられたことも何かの縁。11月17日からの津ヴィーナスシリーズで復帰する土屋に大きなエールにもなった。
「それはそれは縁を感じますよ。今節はなぜか上出来でしたからね(笑い)。復帰する彼女にも“俺に任せろ”と言えますね」
これで今年の獲得賞金ランクは20位付近まで浮上。グランプリ出場も視野に入ってきた。
「その先に(グランプリ出場が)あればいいですけど、まずは目の前ですね」
今後も一戦必勝のポリシーを貫く。さらなる上のステージで金閣の頂に舞う鳳凰(ほうおう)のように、さんぜんと輝く日も近いだろう。
◆次走 優勝した佐藤翼は18日からの鳴門一般戦に出場し、深川真二、中野次郎らと対決する。茅原悠紀、桐生順平、毒島誠は26日からの平和島SGボートレースダービーで松井繁、前本泰和、浜野谷憲吾らが相手。菊地孝平は12月4日からの鳴門プレミアムG1BBCトーナメントで石野貴之、平山智加、平高奈菜らと激突する。斉藤仁は21日からの蒲郡一般戦で北村征嗣、今泉友吾らと覇権を争う。