【天皇賞・秋】(1)コントレイル 絶好最内枠!矢作師「枠順に関しては言うことはない」
2021年10月29日 05:30
競馬
「(枠順が)怖いなあと思う時は外枠から見ていくんだけど、いないなと。決まる前はピンク(8枠)だけが嫌だった。Bコース替わりで内が有利だし、枠順に関しては言うことはないですね」
今週からBコース替わり。Aコース(最内)から3メートル外に内柵が設置、これで馬場の内側は傷みがカバーされる。ここ5年の結果を見ても、2桁馬番の連対は1頭(16年リアルスティール2着)だけ。白帽がまばゆさを増す。
大阪杯から中209日での出走、万全の態勢を整えた。1週前のCWコース3頭併せが圧巻の動きだった。僚馬に6馬身半先着した。さすが3冠馬。色濃くなりゆく本格的な競馬シーズンへ、主役が躍動した。矢作師は改めて、前日の最終追い切りを説明した。
「先週が良すぎた。そこがピークだったかと心配したけど、そんなことはなかった。軽快で柔らかみを失われていないことを確認して、安心しました。弾んでいたね。今回はマイナス体重になりそうだけど、そこはプラス材料ととってもらっていいと思います」
天皇賞・秋とジャパンC(11月28日、東京)での2走で引退が決まっている。府中の空に、伸びゆく飛行機雲。チャンピオンを決めるにふさわしい舞台、最高の枠からスタートを切る。強い3冠馬のラストストーリーを、目に焼き付けよう。