【天皇賞・秋】コントレイル2着 猛追及ばず、矢作師「勝てなくて申し訳ない」 2021年11月01日 05:30 競馬 天皇賞・秋2着となった福永騎乗のコントレイル(撮影・西川祐介) Photo By スポニチ 「負けてはいけなかった。1番人気で勝てなくて申し訳ない」――。悔しさを押し殺して矢作師は答えた。1番人気に推された昨年の3冠馬コントレイルは、先に抜け出したエフフォーリアを懸命に追ったが1馬身届かず2着。何とかグランアレグリアを首差かわしたところがゴールだった。 矢作師は前半の位置取りの悪さを敗因に挙げた。「ゲートの中でだんだん悪くなってきた。中間練習はしたんだけどね。本当はエフフォーリアの位置が欲しかった。あの体勢の割に祐一はよく(ゲートを)出したよ。究極のレベルの戦いではミスが命取りになる。残念だけど勝った馬は強かったよ」と、誰を責めることなく勝者を称えた。 福永は「勝つためには上手にスタートを切るのが必須条件だったが、それがうまくいかなかった。直線はいけると思ったけど、残り100メートルで差が詰まらなかった」と話した。次走は1カ月後のジャパンC(28日、東京)。この一戦が引退レースになる。指揮官は「何とか勝って引退式を迎えたい」と前を向いた。