グランアレグリア 歓声の代わりにねぎらいの拍手に包まれて次のステージへ!藤沢和師「ご苦労さん」
2021年12月19日 05:30
競馬
「馬を傷めず余力のあるうちに牧場へ返すのが調教師の本分。子づくりという大仕事が待っているから」。藤沢イズムが注入された名伯楽最後の傑作は、万雷の拍手でその血を伝えるセカンドステージに送り出された。
▼吉田俊介サンデーレーシング代表 藤沢先生と最後にこんな素晴らしい馬に携われて良かった。3年半後(25年)にデビューする初産駒が藤沢厩舎に入れないのは寂しい。
▼吉田勝己ノーザンファーム代表 初年度の交配相手は距離を重視してエピファネイアが最有力。その後はサートゥルナーリアも考えている。グランアレグリアは世界で一番強くて速い馬だった。
▼ルメール 僕にとって特別な馬。他馬とはラストの脚が違っていた。
▼渡部貴文助手 体も成長したが、心も成長したことが結果につながったと思います。
◆グランアレグリア 父ディープインパクト 母タピッツフライ(母の父タピット)牝5歳 16年1月24日生まれ 美浦・藤沢和雄厩舎所属 馬主・サンデーレーシング 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦績15戦9勝 JRA・G1制覇は19年桜花賞、20年安田記念、スプリンターズS、マイルCS、20年ヴィクトリアマイル、マイルCSの6勝。総獲得賞金10億7381万3000円(付加賞含む)。馬名の由来は大歓声(スペイン語)。