芝、ダートともに先々が楽しみな馬が勝ち上がった。芝では阪神芝1400メートルの牝馬限定戦でデビュー勝ちを決めたパンドレアだ。中団追走からメンバー最速タイの上がり3F35秒7で差し切り。荒れた馬場を気にせず、牝馬特有の切れ味が光った。C・デムーロは「千四は忙しかったので距離延長は大丈夫」とジャッジ。母は15年ジャパンCなどG1・2勝を挙げたショウナンパンドラ。良血馬が前途洋々のスタートを切った。
強烈なインパクトを残したのは中山ダート1800メートルの牝馬限定戦を勝ったタヒチアンダンス。3角手前で先頭に立つと後続を離す一方で、2着に3秒3もの差をつけた。ルメールは「乗りやすかったし、だんだんと加速した。余裕もありました」と絶賛した。母ミラクルレジェンドなどダートの活躍馬が多数いる一族。砂の大きいところを目指せる逸材だ。