【東海S】サンライズホープ 逆襲の日は昇る!CW6F81秒7、鞍上の幸も好感触「息遣いはいい」
2022年01月20日 05:30
競馬
「早めに抜け出して気を抜くところがあったが動きは良かった。実戦ではブリンカーを着けるので心配ない。息遣いはいい。前走は体が増えていたけど重い感じはしなかったです」
鞍上と同じく稽古を見守った山下助手も納得の表情。「フワッとしたようだけど、しっかり動けていたと思う。息の入りも凄くいい」とうなずいた。
前走・チャンピオンズCは1000メートル通過が61秒4と一流の古馬がそろうG1にしては落ち着いた流れ。道中3番手と絶好のポジションをキープしながら、しまいの伸びを欠いて15着に敗れた。「前走は挟まれ、やる気をなくして最後はやめてしまった」と悔しそう。14キロ増えていた554キロの体重も想定外だったか。「急激に体が増えてシルエット的に余裕があった」。あの敗戦を踏まえ、この中間は「しっかり乗り込んで走りと体がフィットした」と積み重ねた稽古の成果を強調する。昨夏の三宮S、秋のシリウスSをモノにしたように本来、中京は得意。悪い流れは今年初戦のここで断ち切りたい。
山下助手にとって東海Sは縁があるG2だ。かつて担当していたワンダースピードが3年連続出走(07年2着、08年4着)して09年に勝利。「当時は距離が2300メートル(施行時期も5月)だったけどね。ホープは成長しているし、この条件も合っている。賞金を加算したい」と意気込んだ。羽月厩舎の創成期を支えた先輩の背中を追いかけ、中京の名物レースを飛躍への足がかりにする。