【高松記念】山田 3度目の記念V、ピタリ追走 古性を差し切った
2022年01月31日 05:30
競輪
これが競輪。勝負どころの迫力は凄いものがあった。抜群のタイミングで仕掛け、強烈なスピードで捲る古性。それを山田はぴたりと追走し、1/2車輪捉えてみせた。ゴール後、山田は古性の肩を叩いてねぎらった。「(古性は)凄く心強かった。どこからでも仕掛けるという感じで、凄く緊張しながら付いていた。自分の力だけではない。だから余計にうれしい」。ハイレベルの戦いを勝ち切った喜びがあふれた。
四国4車の気迫もすさまじかったが、それを松浦が簡単に叩く。これが超一流同士の戦いだ。さらにその上を古性が行った。「あんなん行けるんかなと思った」と山田。それでも乗り越えた。
次は自分だ。山田の思いは強い。昨年はデビュー13年で初めてG1の決勝の舞台に立った。「今年も決勝に乗って、タイトルを獲りたい」。夢の実現へ、最高の予行演習となった。
《次走》優勝した山田久徳は高知F1(2月13~15日)、2着の古性優作は奈良記念(2月10~13日)、3着の佐藤慎太郎は静岡記念(2月3~6日)。