【フェブラリーS】伸びしろ大きい5歳テイエムサウスダン急浮上 7歳以上&牝馬は苦しい
2022年02月15日 05:30
競馬
東海S組は1着が絶対条件。スワーヴアラミスはクリア。前走で交流G1の東京大賞典や川崎記念を使った馬も4頭連対を果たしているが、こちらも1、2着が理想。完敗を喫したサンライズノヴァやケイティブレイブ、4着に甘んじたミューチャリーでは苦戦を強いられそう。交流重賞連勝中のテオレーマは牝馬限定戦だけに割り引きが必要。南部杯を圧勝で飾ったアルクトスは4カ月の休み明けが大幅な割り引きに。過去10年、4カ月以上の休み明けで馬券に絡んだ馬は皆無だ。
(2)性齢 昨年は8歳馬エアスピネル、ワンダーリーデルが2、3着し気を吐いたが、これは希(まれ)なケース。年齢的には4歳、5歳が強い。4歳【4・1・0・21】(連対率19・2%)、5歳【3・3・4・24】(同17・6%)に対し7歳以上は【0・4・3・55】(同6・4%)にすぎない。割り引きが必要なのは9歳→エアスピネル、ケイティブレイブ。8歳→インティ、サンライズノヴァ、ダイワキャグニー。7歳→アルクトス、スワーヴアラミス、ソリストサンダー、タイムフライヤー。まとめて消すのもあり!?
牝馬は10年間で9頭が出走し【0・0・0・9】。18年レッツゴードンキの5着が最高着順。過去にさかのぼっても96年にホクトベガが優勝したのみ。劣勢は否めない。フェブラリーS連覇中のルメールを鞍上に迎えるテオレーマ、反撃に燃えるソダシも牡馬の厚い壁は越えられそうにない。
【結論】前哨戦として最有力の根岸Sを快勝し、【9・1・1・7】の戦績的にも今後多大な伸びしろが見込める5歳馬テイエムサウスダンを中心視。根岸S組は距離経験が必須になるが、同馬は3走前に舞台を経験しているのが強み。この時はゲートで落鉄していたというから、着順は度外視。大型馬が好成績を挙げているフェブラリーSにあって屈指の馬格(前走時554キロ)も頼もしい。岩田康が勝てば12年テスタマッタ以来、ちょうど10年ぶりの勝利となる。(データ班)