【高松宮記念】レシステンシア 香港帰りでも全開!坂路4F52秒7、陣営「思った通り動けていた」
2022年03月24日 05:30
競馬
「今朝は疲労を残さないように最初の1Fを15秒くらいで入り、しまいは12秒のイメージ。思った通り動けていた。最高の仕上がりになったと思う」
しまい重点の追い切りにとどめたのは先週までに、しっかり負荷をかけられているからだ。同じく坂路で先々週が4F51秒0~1F12秒2、先週は4F50秒1~1F11秒7と超抜の伸びを見せた。動きをチェックした松下師も「今朝は思っていた通りの時計で走りも力強い。元々、稽古で動くけど、いい最終追い切りができた」と納得の笑みを浮かべる。
デビュー当初は1400メートルと1600メートルを舞台に戦い、昨年このレースで6F初参戦。そこを含め、スプリンターズS、前走・香港スプリントと芝1200メートルのG1は全て2着と惜しい競馬が続いた。19年阪神JF以来、2度目のG1制覇を、今年こそ。その思いを胸に陣営は今季に備えてきた。河北助手は「前走は出遅れて厳しいレースになったが、よく追い上げた。これまで1200メートルでは崩れていないし、距離はベストだと思う」と適性を強調する。
これまでモズスーパーフレア、ビアンフェなどスピード自慢と戦ってきた。その点、ここは強力な逃げ馬が不在。河北助手は「海外遠征明けでも体が大幅に増えてパワーアップしている。調教で抑えるのに苦労するほど。良馬場ならスピードが生きるし、道悪になっても問題ない」と期待十分に締めくくった。週末は天気が崩れる見込みだが馬場コンディションは不問。小細工なしの競馬で1200メートル先のゴールを目指す。