ドバイで交わった若き騎手と調教師
2022年03月25日 05:30
競馬
「32歳で調教師というのは日本ではかなり若いですよね。凄いですね」。福元騎手は目を丸くしてそう語り、さらに続けた。「レースの日はバーレーンにいるので直接の観戦はできないけど、向こうからセキフウを応援していますね!」
若きカナダのダービージョッキーがそう語ったのに対し、むしろ興味深そうにさまざまな質問を浴びせていたのが上原佑師。答えを聞くたびに感嘆の声を上げ、次のように語った。「何もあてのないカナダへ10代で渡り、英語を勉強しながら騎手になった。それだけでなく、この若さでG1ジョッキーにまで上り詰めたのは立派です。年齢は僕より若いけど尊敬します」
互いが口にしていたように、調教師としても騎手としても若手の部類に入る彼らには明るい未来が待っている。もしかしたら10年後、20年後にタッグを組み、世界のG1を勝っていても不思議ではない。そんな日が現実となるように上原佑師と福元騎手の今後に注目しながら応援したい。(フリーライター)