【マイラーズC】カラテ第2章!辻野厩舎転厩初戦 1週前追いは栗東初のCW3頭併せ ラスト11秒6
2022年04月20日 05:30
競馬
「ボクは角居厩舎からキセキと一緒に辻野厩舎に移動できました。推察するだけですけど以前の担当者は大変な時間をかけて、ここまでやってきたと思う。キセキのことがあるから、その状況もイメージできた。だから、できるだけのことを精いっぱいやりたい」
爪に不安があり、美浦では坂路中心のメニューだった。装蹄師と連携してケアを図り、入念に調整を進めてきた。「装蹄師さんからは“攻めていける”という話もあって、1週前は栗東で初めて馬場で追い切りました」。チーム角居の時代から継がれたCWコース3頭併せ。カラテは2頭を前に見る形。最内に入れ、ラストは軽快に脚を伸ばした。6F84秒1~1F11秒6。レゾンドゥスリール(4歳1勝クラス)に半馬身先着でフィニッシュした。
「馬場追いが初めてで戸惑っていることもあったので、最後は気持ちを入れました。次のための種まき。馬場で負荷をかければ
、また変わってくると思う。角居、辻野厩舎のスタイルに加え、アレンジもしています。馬は元気、こたえている感じもないですね」
最終追いもコースで行われる予定だ。以前とは違った調整スタイルで、さらなる高みを目指す。馬の能力には「このクラスにいる馬だなと思った。大きいけど軽い」とポテンシャルを感じ取っていた。昨年の東京新聞杯で重賞初V。今年もニューイヤーSを勝ち、東京新聞杯3着から中山記念2着と好走が続く。前走は久々の1800メートルでも走った。地力強化は顕著だ。初の関西出走で、あいさつ代わりの一撃。ブランニューデイ、キャリアホースの第2章が始まる。