【天皇賞・春】(15)タガノディアマンテ 助手の思いにジーン
2022年04月29日 05:30
競馬
前走・京都記念は道中、力むしぐさを見せながら2着に粘った。「あれだけ(ハミを)かんでいたら、普通の馬ならバテてしまう。2着に踏ん張ったのは、心肺機能が優れているということでしょう」。一昨年のスポニチ賞ステイヤーズS2着以来の3000メートル超の実戦に「長距離の方が持ち味を生かせる。リズム良く行けたら、位置取りはどこでも構わないですよ」とイメージを膨らませた。
4頭出しとなるオルフェーヴル産駒の一頭。松浦助手は「激しい気性は似ている。(ケガから)執念で戻ってくれた。悔いのない走りで勲章を獲らせてあげたい」と結んだ。その優しい言葉に新谷は胸が熱くなった。
《外枠で好成績》タガノディアマンテは15番枠からのスタートとなった。野田助手は「特にこだわりはなかったですね。雨予報もありますし、内が悪くなる可能性もありますから」と話した。20年の万葉Sは大外15番枠でV。その年のステイヤーズSも外枠で2着と好走した。長期休み明けを乗り越え、完全に復調ロード。一発が怖い。