ベテランの栗原勝測が直前の当地アーリーレースを制した。優勝戦は1枠からスタートを残して逃げペース。残り2周はS級・鈴木宏和の攻めを抑えてわずかに先着。19年6月以来約3年ぶりの優勝を完全Vで飾った。
年始のレースで落車して以降、絶不調に陥ったものの、諦めなかったのは鈴木圭一郎ら整備仲間の恩に報いるため。「どこかで返したいと思っていた。だから(ゴール前は)駄目かと思ったけど突っ張らせてもらった」と振り返った。圭一郎からは「明日が大事!!」と祝電をもらったと明かした栗原。「あいつはうちの長男と同じ年齢なのにオヤジみたいなことを言いやがる。タイヤはいいのがなくなったけど、全力で探していくよ」。今シリーズも力を出し切る。