【マーメイドS】ウインマイティー トラウマ克服していざ復活勝利へ!単走でラスト11秒0
2022年06月17日 05:30
競馬
久々にまたがった鞍上は「余裕があって走る気もありましたよ。走れる感じになっています」とうなずく。見届けた五十嵐師も「レースまでに間隔を空けない方がいいので木曜に追い切ったが、動きはいいと思う。先々週、先週とビシッとやっているし、もうそんなにやらなくていい」と仕上がりに太鼓判を押した。
オークスの激走から飛躍を期待されたが、歯車を狂わせたのが9着に敗れたその年の秋華賞。勝負どころで他馬と接触し、以降はひるむ面が出てきた。指揮官は「惨敗が続いたのでメンタル面だと思った。ズルズル行きそうだったのでリフレッシュしたり、何とか忘れさせようといろいろやってきた」と振り返る。
今年に入ってから追い切りはポリトラックで消化。「やれば動く馬だし、ポリで楽にサッとやった方がいい。そんなに力も要らないからね。うまくいっていると思うよ」と効果を口にする。前走のメトロポリタンSは逃げて4着と復調の兆しを見せた。「前はかわされるとやめていたが、前走はかわされてからもそんなにやめていない。(トラウマを)忘れたみたいだな」と手応えを感じ取った。
さらに、この中間からはプールを併用。「いろいろやって駄目なら仕方ない」と復活に向けて試行錯誤を繰り返す。G1・3着の実績はキラリと光る。「力的には勝ち負けしていいと思う。前走のようにすんなりと競馬ができれば」と和田竜に託した。最後に勝ち星を挙げた20年忘れな草賞と同じ舞台で復活劇を演じてみせる。