カデナ&今村聖奈、コンビ継続で小倉記念へ 中京記念6着の「リベンジしたい」
2022年07月29日 22:00
競馬
新コンビで臨んだ中京記念は道中、最後方で脚をためた。4角手前からポジションを押し上げ、直線は上がり3F33秒9と出走メンバー最速の脚で0秒4差6着。女性騎手初となる重賞初騎乗Vを達成した3日のCBC賞(テイエムスパーダ)に続く重賞連勝はならなかったが、ルーキーらしからぬ腹をくくった騎乗で見せ場をつくった。あの日、芝は8鞍のうち逃げ切りが5鞍。圧倒的に先行馬が有利な馬場コンディションだった。今村は「想像をはるかに超える前残り。勉強になりました。ここでリベンジしたい」と闘志を燃やす。
相棒のカデナは16年京都2歳S、17年弥生賞、20年小倉大賞典と重賞3勝の実績馬。小倉記念は19年に出走し、勝ったメールドグラースから首差2着と好走している。8歳のベテランでも前走の末脚を見る限り、衰えは一切ない。ルーキーとコンビ2戦目で復活Vなるか。前走の経験を糧に人馬一体で勝利を目指す。
○…ルーキーイヤーにJRA重賞を勝ったジョッキーは今村で19人目。その中で複数回の勝利となると87年武豊(京都大賞典トウカイローマン、京都新聞杯レオテンザン、阪神牝馬特別シヨノリーガル)、97年武幸四郎(マイラーズCとセントウルSオースミタイクーン、阪神牝馬特別エアウイングス)の2人しかいない。今村が年内に重賞を勝てば史上3人目、重賞2勝の新人ジョッキーとなる。