【新潟新馬戦】フェイト 矢作厩舎期待の星!リアルスティール初年度産駒の超良血
2022年08月02日 05:30
競馬
鞍上は父リアルスティールの背中を知る福永だ。CWコースの1週前追いで初コンタクトを取り、ダノンファラオ(5歳オープン)と併せ馬。ゆったりした入りから徐々にペースを上げ、直線は目を引く伸び。6F82秒4~1F11秒7を刻み、20年ジャパンダートダービーを含む重賞3勝の実績馬を追いかけ、楽々と併入した。福永は「まだバランスが悪く、緩い部分はあるけど走り出すと良かった。おとなしくて乗りやすいし、ポテンシャルは高いと思う」と評価する。
16年ドバイターフを制した父もかつて矢作厩舎に在籍。現役時代は福永とのコンビで14年暮れの新馬、15年共同通信杯とデビュー2連勝を飾り、皐月賞2着からダービー4着、菊花賞2着とクラシック3冠皆勤を果たした。産駒は東京芝1600メートルのオールパルフェと小倉芝1800メートルのトーホウガレオンが新馬2着。先々週、小倉芝1200メートルの未勝利でニシノトキメキが勝ち、産駒17戦目でJRA初勝利。徐々にエンジンがかかってきたようだ。
今年も国内外で重賞勝ちを積み重ねる矢作厩舎は先月10日、キタサンブラック産駒ラヴェルが現2歳世代の先陣を切って小倉芝1800メートルで新馬勝ち。幸先のいいスタートを切った。僚馬がつくった、いい流れに乗って第一歩を踏み出す。