【札幌記念】パンサラッサ圧逃 過去10年1番人気未勝利の波乱レース
2022年08月16日 05:30
競馬
【前走】まず連対20頭は全て前走で重賞に出走。これは必須条件。クラス別ではG1(海外含む)が4勝、2着7回。連対率・224でリードする。強豪が集うだけに強敵相手の経験がものをいうレースだ。G3組も健闘しているが、これには函館、札幌両記念が函館開催だった13年が含まれる。双方同舞台で函館記念の1~3着馬が札幌記念でも上位を独占したレアケース。基本はG1出走組を重視したい。
【実績&間隔】連対20頭のうち17頭が重賞ウイナー。残る3頭のうち2頭が芝重賞で3着以内の実績があった。また連対20頭のうち18頭が5月以降に1戦以上を消化。勝ち馬に限れば14年Vハープスター、昨年Vソダシの中12週(ともにオークスから直行)が最長間隔。
【血統】種牡馬はディープインパクトが3勝、2着3回と他を圧倒。ハービンジャー、キングカメハメハは3連対で続く。一方、母系に注目すると連対20頭中9頭に、母の父がノーザンダンサー系という共通項がある。
【結論】傾向に合致するのはパンサラッサだった。昨秋以降6戦4勝と急激に力をつけた5歳馬。3月のG1ドバイターフの同着Vも記憶に新しい。連対は全て1800~2000メートル。前走・宝塚記念は距離が長かった。父がキングカメハメハの直子ロードカナロア。母の父はノーザンダンサー系のモンジューという配合も魅力的。同型ジャックドールとの先陣争いも含め注目したい。 (データ班)