ゼンノロブロイ死す 22歳 04年天皇賞・秋、JC、有馬記念のG1・3連勝で年度代表馬

2022年09月03日 05:20

競馬

ゼンノロブロイ死す 22歳 04年天皇賞・秋、JC、有馬記念のG1・3連勝で年度代表馬
04年有馬記念でタップダンスシチー(左)を半馬身差おさえて制したゼンノロブロイ Photo By スポニチ
 04年に天皇賞・秋、ジャパンC、有馬記念とG1・3連勝を飾り、年度代表馬に選出されたゼンノロブロイ(牡、父サンデーサイレンス)が2日、けい養先の村上欽哉牧場(北海道新冠町)で死んだ。ゼンノマネジメントが発表。22歳だった。
 8月に入ってから腰を気にするような歩様になり、先日エコー検査を受けたばかり。診断は加齢による心臓の働きの低下で、この日の朝は起きることができず、牧場関係者が見守る中、苦しむこともなく静かに息を引き取ったという。スッとこの世に別れを告げて「ロブロイらしいカッコよさです」とフェイスブックにつづった。

 03年2月の新馬勝ちからラストランとなった05年有馬記念8着まで通算20戦7勝。05年夏に英国に遠征し、インターナショナルSで2着に入った。06年に種牡馬入りし、10年オークス同着Vのサンテミリオンやトレイルブレイザー、ペルーサ、ナムラビクター、グリムなど重賞ウイナーを出している。ゼンノアマテラス(牝2=武幸、母イーデンズコーズウェイ)がラストクロップ。秋のデビューに向け、京都府の宇治田原優駿ステーブルで乗り込んでいる。

 ▼ペリエ(04年秋G1・3連勝)彼の人形を今でも自分の部屋に飾っている私としてはとても悲しいニュースです。彼は藤沢先生が育てた真のチャンピオンホースであり、スーパーホースでした。ゴーサインを送ってからの鋭い脚は世界で通用すると感じさせたし、騎手なら誰もが夢見る天皇賞、ジャパンC、有馬記念という3連勝を私に運んでくれました。

 ▼藤沢和雄氏(現役時代の管理トレーナー)天皇賞・秋からジャパンC、有馬記念という難しいローテーションで2年続けて頑張り、04年には3戦とも勝たせてもらい、英国でも首差負けでしたが善戦してくれた素晴らしい馬でした。本当に残念です。ご冥福をお祈りします。

 ▼大迫久美子氏(ゼンノロブロイを所有)突然のことで驚いています。大迫家にとって、たくさんの夢と幸せを与えてくれた馬なので、ただただ感謝しかありません。

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