【マイルCS】セリフォスの外差し!馬場絶好、末脚生きる
2022年11月19日 05:20
競馬
何が何でもハナへ、という馬は見当たらない。阪神マイルの舞台設定は最初のコーナーまで距離がある。展開をイメージするとホウオウアマゾンがじわっと先手を奪う。昨年(序盤の3F35秒6のスローペース)のように緩い流れに持ち込む。内からウインカーネリアン、大外ファルコニアも積極的に運びたいタイプだが、無理に競りかけるシーンはなさそう。道中、縦長にならず、多頭数のG1にしては比較的ゆったり流れ、外回りの直線で決め手を問われる。
発表された枠順を見て◎は3歳セリフォスに決めた。デビューから7戦、一貫してマイルにこだわった起用。経験を積み、決め手に磨きをかけてきた。緩い流れの瞬発力勝負にめっぽう強く、今回はまさにうってつけの展開になりそうだ。前走・富士Sは道中10番手から。直線、追い出すタイミングを計り、スペースをつくるのに進路を外に切り替えると矢のように伸びて差し切り勝ち。先行策からの押し切りを得意とした父とは違ったタイプ。切れるダイワメジャー産駒だ。古馬と初対戦となった6月の安田記念は4着と善戦止まりだったが夏を越し、ひと皮むけた。
道悪の経験はないが馬場が渋ってもOK。思い出してほしい。デビュー2戦目に勝った新潟2歳Sは開催が進み、馬場が荒れた内から抜け出した。稽古の動きを見ても非力なイメージは一切なし。今の阪神で10番枠は好都合。同世代のライバルと古馬を負かし、新マイル王を襲名する。