【香港C】パンサラッサ 元気いっぱいラスト2F24秒6!矢作師「いい状態に持ってくることができた」
2022年12月10日 05:00
競馬
国内では函館、新潟を除くJRAの8場に出走済み。3月ドバイターフは海外初遠征でいきなり自身のG1初勝利を手にした。遠征経験豊富な矢作厩舎の手腕に支えられ、どんな環境でも能力を発揮してきた。初めて訪れた香港の環境にもすっかり慣れた様子で、師は「来た当初はカイバが不安定だったが、今はしっかり回復している。気合が乗って元気たっぷりです」と胸を張った。
宿敵ジャックドールとは3戦連続での激突。マークを受けた2走前・札幌記念(2着)は最後に差されたが、前走の天皇賞・秋は大逃げで主導権を握った。今回も2頭の対決に注目が集まるが、師は「この間みたいな競馬ができればと思います。意識は?と聞かれてもうちのは自分の競馬をするだけなので」と泰然の構えだ。くしくも2頭の父はロードカナロアとモーリス。香港G1で名を売った偉大な父たちの意地もぶつかり合う。
逃げて香港を沸かせた日本馬といえばエイシンヒカリ。15年香港Cを逃げ切り、16年は後続を大きく引き離した瞬間にシャティン競馬場が大歓声に包まれた。矢作師は「失うものは何もない。敵は彼自身」と6年前の再現を示唆。付いてくるなら、付いてこい。日本競馬のトップスピードを見せつける。