【若竹賞】スズハローム 母短距離向きも伸びやかな走り魅力!高橋裕師手応え「いい雰囲気戻った」
2023年01月17日 05:30
競馬
今年の注目はスズハローム。初戦はレイベリング(朝日杯FS3着)の4着に敗れたが、「体も使えずハミも取れず。本来のフォームで走れなかった」と高橋裕師。2戦目の前走で一変。内枠(2番)で出遅れ後方に置かれたが、残り4Fから加速。3~4角で外を一気に捲り、2着に5馬身差をつけて圧勝した。「出遅れて“アー”と思ったが、結果的にはハミを取って本来の走りができた。時計もしっかりしているし強い内容だった」と振り返る。
前走後は年明けのジュニアCに向かうプランもあったが「普段うるさい馬がおとなしかった。さすがに疲れていた」(同師)と見送り。間隔を空けたことで「いい雰囲気が戻った」と臨戦態勢は整った。
オープンまで出世した母アイラインも手がけた師は「母は短距離向きのかっちりした走りだったが、この馬は体をうまく使って伸びやかに走る」と評価。「思い入れのある血統なので頑張ってほしい」と力を込める。現状はマイル向きの見立てだが、千八のここで好走すれば選択肢が広がる。春が楽しみになる競馬を期待したい。