【チューリップ賞】ドゥーラ 万全の態勢 狙い通りジワジワ伸びた
2023年03月02日 05:23
競馬
札幌2歳S覇者として挑んだ前走・阪神JFはスタートで後手に回り、鋭く脚を使って追い上げたものの6着。師は「よく伸びてきていましたし、あのレースで改めて実力があるなと思いました」と能力を再確認した。ここまで4戦の上がり3Fは全てメンバー最速。騎手時代にデビュー前のディープインパクトの調教に騎乗した経験がある指揮官は、過去にその走りを「スーパーボールのような弾力」と表現したことがあるが「見ていて走り方がディープと似ているなと。弾み方というか、地面について上がるまでが速いです。それが瞬発力を生み出している秘訣(ひけつ)じゃないかとみています」と説明した。
前走後は放牧を挟み、指揮官は心身の成長を感じている。「精神面で落ち着きが出ていますし、筋力がついたことでスピードの負荷に耐えられるようになってきています」と目を細めた。1週前追いは新コンビを組む戸崎が稽古をつけ感触をつかんだ。「(戸崎は)乗りやすく、距離があってもいいですねと。ジョッキーに関しては何の心配もしていません」と信頼を寄せた。始動戦で実力を見せつけ、クラシックに弾みをつける。