【福岡・GⅢオールレディース】明日開幕! 本紙注目は前走優出・勝率5点オーバーの池田奈津美

2023年03月06日 10:00

ボートレース

【福岡・GⅢオールレディース】明日開幕! 本紙注目は前走優出・勝率5点オーバーの池田奈津美
池田奈津美・いけだなつみ Photo By スポニチ
 春の福岡水面を華麗な女子レーサーたちが彩る。ボートレース福岡のGⅢオールレディース「LOVE FM福岡なでしこカップ」が明日7日から6日間の日程で開催される。日高逸子、魚谷香織、川野芽唯、渡辺優美ら地元メンバーが、田口節子、守屋美穂、香川素子ら強力遠征勢を迎え撃つ構図だ。本紙注目は現在勝率5点オーバーと好調な池田奈津美。しぶとい立ち回りで舟券に貢献する。
 昨年11月の福岡一般戦。得点率18位で準優に滑り込んだ池田奈津美は1号艇の赤岩善生を相手に果敢な前付けを敢行。結果は3コース進入から5着に敗れたが、男子相手にも引かないという強い意志を感じさせるレースだった。今期は進入固定戦をのぞくと、6号艇での枠なり進入が一度もない。積極的なコース取りも功を奏して、現在勝率は5・14と自己最高をマークする勢いだ。

 「近況のリズムはボチボチって感じですかね。いいエンジンを引けているのも大きいけど、コースを動くようになったのも(好調の)要因かな。ペラも今まではもらってから微調整で合わせることが多かったけど、最近はスタートの行き足を重視して早めに叩くようになりました」

 前走地のからつヴィーナス戦は初日連勝発進を決めると、準優は2コースからうまく立ち回って21年11月尼崎以来、2度目の優出を果たした。いい弾みをつけて地元シリーズに向かうことができそうだ。

 「博多はウネリもあるし、昔はあまり好きじゃなかったけど、前々回も混合戦で準優に乗ることができたし、最近はそうでもないです。気合を入れると空回りしてしまうので、肩の力を抜いて普段通りに走れたらいいなと思います」

 主力にレディースオールスター出場組が多く、楽なシリーズではないが、近況の勢いをぶつけたい。

 出場していれば優勝候補筆頭に挙げられたであろう地元の大山千広は10日からのびわこ(GⅡ秩父宮妃記念杯)に出場するため不参加となったのは残念。それでも人気・実力を兼ね備えた好メンバーが集まった。

 初日ドリーム戦1号艇で登場するのは守屋美穂。今期は序盤にSG、GⅠの斡旋が続いたため勝率は6点台に甘んじているものの、2月宮島ヴィーナス戦で優勝、続く中国地区選でも優出(5着)とリズムは悪くない。シリーズによってムラがあるタイプだが、主役らしい走りで引っ張ってもらいたい。

 当地実績で守屋を上回るのが同じ岡山支部の先輩田口節子だ。一昨年9月の当地オールレディース戦を制して女子選手初の24場全場制覇を達成すると、同年に行われたクイーンズクライマックスを制した。フライング休み明けとなった前節のレディースオールスターも優出2着とさすがの走り。あとは田口の持ち味が生きる行き足、伸び系のエンジンさえ引くことができれば鬼に金棒だろう。

 地元勢では渡辺優美、川野芽唯がドリーム戦に登場する。渡辺は今年1月の新春開運特選レースで強豪男子選手を破って福岡初V。女子選手が福岡の3大特選レースを勝つのは、大山千広に続いて2人目の快挙だった。前節蒲郡の最終日にフライングを切ったのはもったいなかったが「今年は年末の12人に戻れるように頑張りたい」と意欲十分。しっかり結果を残して早いうちに賞金を加算していきたい。

 川野は現在勝率7点オーバーと堅調。スタートは決して早くないが、道中は安定したさばきで舟券に貢献してくれる。近況の当地戦は準優までという結果が多く、優出は優勝した15年クイーンズクライマックスまでさかのぼる。久々に頂点に立つ姿を待ち望んでいるファンも多いだろう。

 他では香川素子、三浦永理、藤原菜希あたりが争覇圏内か。なお、竹井奈美は今シリーズが産休明けの復帰戦となる。1年7カ月ぶりの実戦でどんな走りを見せてくれるか楽しみにしたい。

おすすめテーマ

2023年03月06日のニュース

特集

ギャンブルのランキング

【楽天】オススメアイテム