【阪神大賞典】ブレークアップの予感!栗東移籍で心機一転 自己ベスト4F51秒9
2023年03月17日 05:30
競馬
見守った吉岡師は「馬なりでリズム重視の指示。思ったより動いたね。体もだいぶ切れてきたし、休み明けとしては仕上がった」と出来に太鼓判を押す。「松山騎手は“追いついて並んでからもスッと収まるし乗りやすさが武器”と言ってくれた。競馬はしやすそう」と語った。
昨年11月のアルゼンチン共和国杯を勝ち、有馬記念(16着)に出走。今年に入って栗東へと転厩。入厩から約1カ月が経過した。「入厩初日から落ち着いていました。調教施設が替わっても動じることはなかった」と振り返る。
調教の動きは過去のレースから描いたイメージと合致したという。「跳びが大きくて長くいい脚を使う。身体能力も一流」と高く評価。日々の調教では脚元の柔軟性や体幹を中心に体のバランスを重視したフラットワークを取り入れている。「バランス的に前がかりで改善の余地があった。徐々に良くなっている。学習能力の高い馬ですね」と順調さに目を細めた。
美浦所属時に中京への遠征は4度経験しているが、関西圏で走るのは初めて。指揮官は「関西で使ってみたいとオーナーの方から言ってもらった。ここをステップに天皇賞、宝塚記念を目指したい」と西で行われる古馬の王道路線を歩む構えだ。ここは同じ有馬記念組が中心のメンバー構成。まずはリベンジを果たし、春のG1戦線へ弾みをつける。