週末の中央競馬24年ぶり開催中止は回避

2023年03月17日 17:06

競馬

週末の中央競馬24年ぶり開催中止は回避
阪神競馬場
 JRAの厩務員、調教助手などが組織する4労組(関東労、全馬労、関西労、美駒労)によるストライキ通告が行われていた18、19日の中央競馬は、予定通り開催されることとなった。
 4労組が11年から導入されている賃金体系の廃止を求めた春闘は、第3回団体交渉が17日にJRA新橋分館で行われた。4労組は10日に日本調教師会とJRAに対してストライキ通告を行っていたが、99年4月3日以来、24年ぶりの開催中止は回避された。

 春闘の焦点は11年にスタートした厩舎制度改革における新賃金体系。当時、中央競馬の売り上げ減を背景に人件費の削減が行われたが、競馬学校厩務員課程の受験者数減少、近年の売り上げ増加などを受け、4労組はかねて現行の賃金体系を廃止し、従前の体系に戻すことを訴えている。

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