<西武園2日目S級準決>菊地圭尚(43=北海道・89期)が地元の大舞台出場へラストチャンスをつかんだ。レースは断然の人気だった、坂井洋が最終バックで落車。嵯峨昇喜郎、菊地で入線したが、嵯峨が失格となり菊地が1着に繰り上がった。
3連単は56万円の大波乱。菊地は「全く喜べない。落車もだし、全て嵯峨君にやらせてしまった。本当に情けない」と悲痛な表情を浮かべた。昨年10月の函館以来となる決勝は、今月までが選考期間の地元サマーナイトフェスティバル出場へ勝負駆け。優勝すれば事実上、出場が決まる。現時点で、出場権を獲得している地元選手はいないだけに「こんなにも権利を獲るのが難しいとは思っていなかった。チャンスをもらっている以上は頑張りたい」と決意に満ちた表情だった。