【NHKマイルC】セッション臨戦過程が絶好 「前走2着」「アーリントンC組」

2023年05月02日 04:50

競馬

【NHKマイルC】セッション臨戦過程が絶好 「前走2着」「アーリントンC組」
◇前走が2着だったNHKマイルC3着以内馬◇ Photo By スポニチ
 過去10年のデータから勝ち馬を探し出す「G1データ王」。春のG1シリーズは高松宮記念、桜花賞、皐月賞で推奨馬が馬券に絡んでいる。先週の天皇賞・春はタイトルホルダーがまさかの競走中止も、2番手推奨のジャスティンパレスがV。今週の3歳マイル王決定戦「第28回NHKマイルC」もデータ班にお任せだ。
(1)人気
 過去10年で2度の3連単120万円超え馬券が飛び出した穴党向きのレース。昨年、最低18番人気カワキタレブリーが3着に食い込んだように2桁人気馬が7頭も馬券に絡んでいる。1番人気は【2・1・1・6】で7頭が掲示板内。ある程度は信頼していいが、2番人気の方が【3・2・1・4】と好走率が高いのも要注目。下位人気が激走し、ヒモ穴決着になることも多い。

 (2)前走着順
 過去5年で前走1着馬が【1・0・0・22】に対し、前走2着馬は【3・3・3・7】。18年以降は毎年、前走2着馬が馬券に絡んでいて複勝率57%は強調できる。3着以内馬15頭中13頭は前走5着以内。前哨戦を勝った馬より、適性が合わなかったり、道中で不利を受けても掲示板に載った馬の方が狙える。先述した過去10年の2桁人気で激走した7頭にしても、近2走のどちらかで全馬が5着以内に入っており、不当に人気を下げた馬に注目するのもいいだろう。

 (3)臨戦過程
 まず前走距離をチェックしたい。過去10年では距離延長組が【1・2・1・34】(複勝率11%)と苦戦傾向であるのに対し、距離短縮組は【3・4・3・32】(複勝率24%)と好走している。前走が同じマイルだった馬は【6・4・6・84】(複勝率16%)。桜花賞組は【2・2・0・12】、アーリントンC組は【2・0・4・19】で複勝率20%超えだ。アーリントンCがトライアルになった18年以降は21年を除いて必ず馬券に絡んでいて、好走率が高い。

 (4)前走人気
 波乱含みのレースほど前走人気に着目すると傾向が浮かび上がってくる。前走1番人気馬は過去10年で【5・4・2・14】(複勝率44%)。単勝&複勝とも回収率は200%超えだ。昨年は該当する4番人気ダノンスコーピオン(アーリントンC1着)、3番人気マテンロウオリオン(ニュージーランドT2着)のワンツー。下位人気でも18年に6番人気ケイアイノーテック(ニュージーランドT2着)、20年に9番人気ラウダシオン(ファルコンS2着)が勝っている。

 (5)馬体重
 過去10年の勝ち馬はいずれも馬体重500キロ未満だった。500キロ以上の大型馬は【0・2・0・20】で苦戦が続いている。3歳春でまだ成長が追いついていないのか、1番人気馬も13年エーシントップ(528キロ)が7着、18年タワーオブロンドン(510キロ)が12着に敗れている。

 (6)結論
 アーリントンC2着セッションが軸だ。デビュー4戦が1800メートル以上、2F短縮の初マイルで適性を示した臨戦過程がいい。前走510キロの体重には目をつむって他の好材料に懸ける。ファルコンS1番人気2着カルロヴェローチェが対抗。穴候補は前哨戦で1番人気のユリーシャ(アーリントンC11着)、ドルチェモア(ニュージーランドT7着)を指名したい。(データ班)

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