まさにモノが違う。1号艇の初日ドリームでフライングを切ってしまった大山千広(27)。F持ちの重荷も何のその、2日目に続いて3日目も6号艇で白星を挙げた。その3日目8Rは5コース発進。コンマ14のトップスタートで捲ったのだから恐れ入る。不利枠でも“レース力”だけで何とかする辺りはさすがだ。さらに、3日目は仕上がりも良くなっていた。「少しだけ伸びに寄せたら、乗り心地、伸びが来たし、出足にもつながっています。この辺かな」とエンジンパワーの限界近くまで引き上げたようだ。今節は最終日まで外枠戦。フライング後のレースこそ選手の力量、度胸が問われる。大山は緩めない。1着だけを狙って、格上ターンで勝負する。