【芦屋ボート「SGボートレースオールスター」】倉持莉々 混戦制しSG初優出

2023年05月27日 18:54

ボートレース

【芦屋ボート「SGボートレースオールスター」】倉持莉々 混戦制しSG初優出
準優10R1着で優出一番乗りを決めた倉持莉々 Photo By スポニチ
 準優10Rは3号艇の下條雄太郎がフライングに散り、1号艇の茅原悠紀が1マークでターンマークに接触して落水失格の大波乱。1マークでブイ際を差し込み、2マークを先マイしたのは2日目の11Rで6コースから勝って3連単13万舟券を叩き出した倉持莉々(29=東京)だった。シリーズ3勝目を挙げ、2度目のSG出場で初のファイナル進出を果たした。
 「なんか私が乗っていいのかなという感じ。凄くうれしい。奇跡ですね。準優に行けたら、と思っていたのに。運だけで来た感じ。もう運を使い果たしましたよ。帰りの飛行機が落ちちゃわないか、とか、飛行機のドアが開いちゃわないか、とかいろいろ考えちゃってます。とりあえずシートベルトはしっかりとします」

 女子では昨年の宮島当大会で平高奈菜が優出して以来のSG優出。大村クラシックで遠藤エミが優勝した際は「本当に凄いなぁ」と感嘆したそうだ。今度は自分がSGウイナーの称号を懸けて戦う。

 気配も申し分ない。「バックで深谷(知博)さんより余裕があったし、(2マークは)先に回れるなという感じだった。舟足は行き足と直線が凄くいい。乗り心地は日替わりだけど、ターンの出口で凄く進むし(足的には)十分ですね。準優でも上の方の足だったと思います。ペラは今日(準優日)に叩き変えて凄く良かった。これをベースに行きます。昨年は初出場で水神祭が目標だったけど、昨年より気持ち的に落ち着いてレースできています」。

 今節は同期の中村桃佳と一緒にいるシーンが多かった。「桃佳のおかげでリラックスして過ごせている。足合わせも桃佳しか誘えないのでずっと一緒にやっていた」と笑う。準優でモニターを見ながら手を叩いて喜んでいた中村は「“2マークちゃんと回って”とドキドキして見ていた。莉々が私のイン戦の時にドキドキしたという意味が分かった」と説明。「莉々は今節、私の(プロペラ)ゲージを使って叩いていたんですよ。なんかお返しが欲しいなぁ(笑い)。莉々のいい部分ですか? いい意味で一定なところですね」と表現してくれた。

 オールスター2年連続出場で大アピールをしている倉持は「ファンの人の投票があってここにいるので、そのファンの人が楽しめるようなレースをしたい」

 同期の中村が話す通り「あまり一喜一憂しない」と言う倉持でも、SG優勝の偉業達成なら大喜びするだろう。3号艇で登場する大一番に注目だ。

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