【ユニコーンS】ブライアンセンス 切れたWコース1F11秒5!斎藤誠師の秘密兵器
2023年06月15日 05:25
競馬
Wコースでの併せ馬。格上のホウオウノーサイド(4歳オープン)の3馬身後ろでスタッフが巧みに折り合いをつけると、内から馬なりのまま併入した。ラスト1Fは11秒5の瞬発力。「騎乗した助手もいい反応だったと言ってました。まだ緩さを残しているが、前走後は短期放牧でリフレッシュできました」と同師は続けた。3月中旬のデビュー戦から前走まで2カ月弱で4戦2勝。「体調を見極めながら使うレースを吟味していますが、調子のいい時はリカバリーが早いものです」。
釣りになぞらえれば、1勝クラスの前走は激しくサオがしなるような大物の気配。直線の強い向かい風をものともせず2馬身半突き抜けた。「時計も詰めています。(ホッコータルマエ産駒でも)体つきはゴリゴリのダート馬ではありませんが、東京のこの舞台で勝っているのは強み。ジョッキーも手応えをつかんでくれています」と横山武の手綱に託す。数は腕、大小は運。東のリーディング首位厩舎には大物もしっかり仕上げる腕がある。