<函館ガールズケイリンフェスティバル初日3R>岸和田「パールC」を制してガールズ初のG1覇者となった児玉碧衣(28=福岡)が、タイトルコンプリートを次なる目標に掲げた。「サマーナイト(ガールズケイリンフェスティバル)だけ獲れていない。今年こそ頑張りたい」。21年に函館で行われた当大会は<7><4><2>と散々だっただけに「2年前は未勝利で終わったので今年は獲るつもりで来た」と語気を強めた。
強気になれるのは理由がある。パールCを勝ったことでガールズグランプリの出場権を獲得。このアドバンテージは大きく「精神的に楽に臨める。みんなグランプリが決まっていないので少しでも賞金の上積みを考えると思うが、私はリラックスして走れる」とメンタル面の優位性を強調。6月函館ミッドナイト「ガールズWトーナメント」を完全優勝し現在21連勝中。昨年グランプリで左鎖骨を粉砕骨折した影響は完全に消え去り“絶対女王の児玉”が帰ってきた。
通算500勝達成へあと2勝に迫っており、今開催中のメモリアルも期待できそう。「ここに向けて(練習を)やってきたので、力を出し切れば優勝できると思う」と自信満々で意気込んだ。