【WASJ】初出場リスポリ 9年ぶりJRA騎乗で気合「このシリーズを勝ちたい」
2023年08月25日 05:30
競馬
日本では11年に短期免許を初めて取得し、キンシャサノキセキに騎乗した高松宮記念でJRA・G1初制覇。12年はルーラーシップで香港G1クイーンエリザベス2世Cを制した。14年以来、9年ぶりのJRA騎乗となるWASJ初出場が決まり「北米代表として来られるのを誇りに思っているし、うれしい。ルメールとは日本でディナーに行ったり、ガイドしてもらったよ」と満喫している様子。札幌は初めてだが競馬ゲーム「ギャロップレーサー」の大ファンであることから「何度もプレイステーションで乗っているから問題ないよ」と笑いを誘った。
WASJは第3戦でAランクのバライロノキセキとコンビを組む。思い入れがあるキンシャサノキセキの産駒で「お父さんより静かで落ち着いていることを期待しています」と当日を楽しみにする。「お父さんは簡単じゃなかった。直線に向くと、やめちゃうところがあるしコントロールが難しかった」と現役時の印象を振り返った。馬柱を見ながらカタカナを報道陣の前で読み上げ、研究熱心な姿勢がうかがえる。全力の騎乗でパートナーをバラ色の結果に導く意気込みだ。
21&22年ロデオドライブS、22年ゲイムリーSなど米G16勝の実績を積み上げた。「馬にアジャストして、頭と心と力強さを伝えて騎乗したい。このシリーズを勝ちたい」と結果にこだわり、その上で「札幌で騎乗することがいい方向につながり、ブリーダーズCなどで日本の馬に騎乗できれば」と今後を見据える。久々の来日で日本のファン、ホースマンに存在感を示す。