約3年半の改造工事を経て完成した美浦トレセンの新坂路の試走会が21日、調教終了後に行われた。現役競走馬8頭が高低差33メートルの新コースを駆け抜けた。ムーンフォレストに騎乗した小島師は「凄いものができたな…という感じ。景色は違うけれど馬場はノーマルで走りやすかった。これまでのもの(高低差18メートル)より良いものができたことは確か」と目を細めた。
ゴール後の減速区間を延ばすため、カーブしてからゴールまでの距離は短縮。「馬を止める距離が長いのはありがたいが、考えて乗らなければならない部分もある」と今後の運用を思案していた。26日にプレオープンし、10月4日から本格運用が始まる。