熊沢重文「ドクターストップを受けたので…」 障害レースにも意欲的だった鉄人G1ジョッキー

2023年10月30日 18:47

競馬

熊沢重文「ドクターストップを受けたので…」 障害レースにも意欲的だった鉄人G1ジョッキー
1991年有馬記念を制したダイユウサク、熊沢重文騎乗
 JRAは30日、熊沢重文騎手(55)から騎手免許の取り消し申請があり、11月11日付で騎手免許を取り消すことになったと発表した。熊沢は次のようにコメントした。
 「ケガをした頸椎(けいつい)はボルトで固定しているんですけど、骨自体はくっついていないので、普段の生活でも打ち所が悪ければ危ないと、ドクターストップを受けたので決めました。(今後については)白紙ですね。馬に乗ること自体が危ないとのことで、違う形で何かあれば。今はまだ何も考えていないです」

 1986年3月2日に阪神7Rで騎手デビュー(ジュニヤーダイオー5着)。初勝利は同29日の阪神8Rジュニヤーダイオー。88年オークスのコスモドリームでG1初勝利を飾り、91年有馬記念ではブービー14番人気ダイユウサクでV。JRA障害歴代1位となる通算257勝を挙げ、12年中山大障害をマーベラスカイザーで制している。JRA史上初となる平地・障害ダブル200勝、平地・障害ダブルG1勝利を達成した。30日現在で通算勝利数は1051勝。

 「デビューしてからずっと人や馬に恵まれてきた方だと思うので、本当に感謝しかないです。凄く結果を残したわけではないですけど、自分に対して褒められるのはあきらめないで馬が好きなだけで頑張ってこれたことですね。下手なジョッキーを見守ってくれて、ファンの方々、本当にありがとうございました」

 引退式は、11月11日午後4時40分頃から、京都競馬場のウイナーズサークルで行われる。

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