土俵際で踏みとどまった。初日が5着2本で、2日目ドリームは6着だった新田雄史(38)だ。
3日目5Rで3着以下なら、1号艇を含む2走を残して得点率6・00に届く可能性が消滅する。そんな過酷な状況に打ち勝った。4コースから鋭く捲り差して今節初1着をゲットしたのだ。さらに後半9Rは絶好枠を生かしてイン速攻。連勝で2日目までの44位タイから20位までジャンプアップした。「出足が良かった。出足中心でエンジンは真ん中かちょっといいくらい」。次第に手応えは上向いている。予選ラスト1回走りは10Rで3号艇。この勢いに乗って2着条件の勝負駆けを突破したい。