【ジャパンC】上昇ムード漂うディープボンド

2023年11月22日 05:27

競馬

【ジャパンC】上昇ムード漂うディープボンド
CWコースで調整するディープボンド(撮影・亀井 直樹) Photo By スポニチ
 【G1ドキュメント・栗東=21日】気温3度まで冷え込んだ火曜朝の栗東トレセン。寒さに震えていた寺下に対して、ジャパンCに出走するディープボンドは元気いっぱい。左回りのCWコースでダイナミックなフットワークを見せ、ラスト1Fは14秒4で駆け抜けた。手綱を取った谷口助手に感触を聞くと「状態は叩いてグンと上がっています。(1週前追いに騎乗した)和田さんも“動きは素軽くなっている”と言ってくれましたよ」と上昇ムードが漂う。
 円熟の6歳を迎え、調子の上がり方も変わってきた。「以前は休み明けから動けていたけど、年齢的にも叩かないといけなくなってきましたね。春の天皇賞でも叩いてガラッと良くなったし、前走を使って急に変わってきた」と一変ぶりを口にする。今年初戦の阪神大賞典は5着に敗れたが、続く天皇賞・春は2着に好走。この秋も初戦の京都大賞典3着から、さらにパフォーマンスを上げてきそうだ。

 過去2年の秋はフランスG1凱旋門賞に挑戦したため、ジャパンCは初参戦となる。東京は20年ダービー5着以来で左回りのコース自体も3度目と経験は少ないが「左右の回りは関係ないタイプ。ダービーも苦しい競馬になりましたが、しぶとく粘っていたから」と不安を一蹴した。

 G1は国内外で12戦して2着4回。G1未勝利ながら現役屈指の人気ホースで毎週、厩舎にファンレターが届くという。多くのファンも悲願のG1制覇を待ち望んでいる。谷口助手は「ペースが速くなって消耗戦になれば面白いと思う」。スタミナは十分。強敵相手でもチャンスはありそうだ。

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