【ジャパンC】リバティアイランド一心不乱!打倒イクイノックスへ究極仕上げ、キレ絶品ラスト11秒0
2023年11月23日 05:30
競馬
マークした全体時計6F80秒7は自身の自己ベストを0秒8も更新。ラスト2F22秒2、1F11秒0はこの日最速タイムだった。「ちょうどいいと思います。(秋華賞前と比べて)良くなりました」とジャッジ。管理する中内田師も「全体的な雰囲気が良くなっているし体の張りも良くなった。それに伴って動きも良くなった印象を受けます」と秋初戦からの上積みを強調した。
秋華賞で史上7頭目の牝馬3冠を達成。そこから中5週で東京芝2400メートル戦に向かうローテは春のオークスと同じ。1週前にCWコースの軽めの時計で抜くところをつくり、最終追いで騎手が騎乗。メリハリのある調整方法はオークス当時のパターンを踏襲した。
そのオークスは6馬身差の圧勝。勝ち時計2分23秒1は過去に3歳でジャパンCを制した3冠牝馬の12年ジェンティルドンナ=2分23秒6、18年アーモンドアイ=2分23秒8よりも速かった。川田は「オークスの時に結果として直線はジャパンCを見据えての競馬になりました。ジャパンCに向かえるかどうかを確認するような形になり、あの時点で向かえるなと思いました」と振り返る。
超豪華メンバーが集う頂上決戦。JRA・G1・2勝以上の現役馬5頭(引退発表済みのカフェファラオは除く)が全てそろった。中でも世界一ホース・イクイノックスとの対決に注目が集まる。川田は「イクイノックスという素晴らしい馬がいて、リバティが挑むという構図を、多くの競馬ファンが楽しみにしてくれていると思っています。久しぶりにチャレンジャーとして臨むレースになりますので、しっかり胸を借りて走りたいなという思いです」。最高のパートナーとともに世界一の壁に挑戦する。
《5年ぶり3歳馬Vなるか》リバティアイランドを除いた歴代3冠牝馬6頭のうち、近3頭はジャパンCで古馬と初対戦。12年ジェンティルドンナ、18年アーモンドアイが秋華賞から連勝を飾った。リバティアイランドが勝てばアーモンドアイ以来、5年ぶり8頭目の3歳馬Vとなる。